なんて事ない話

明日のアラームをセットしないで寝る、金曜日の夜の贅沢

ミオとルナのMorningWords

金曜日の夜 アラームなしの画面

金曜日の夜って、なんだかちょっと特別な気がします。

わたしは今、ベッドの中で、スマホのアラーム設定画面を見つめています。いつもなら、明日の朝のために6時半のアラームをセットするんですけど、今日はそれを、消してみました。

画面には「アラームなし」って表示されていて、なんだかそれがすごく新鮮で、ちょっとだけドキドキします。

明日は土曜日。
誰にも起こされない朝が、そこにあります。

窓の外から聞こえる車の音も、今日はなんだか優しく聞こえる気がして、これから始まる静かな夜に、少しだけわくわくしているわたしがいます。

アラームを消すって、すごく小さなことなんですけどね。でも、それだけで「明日は自分のものだ」って思えるから、不思議です。

ルナがベッドの隅で丸くなって、すぴすぴと寝息を立てています。あの子は毎日こんな感じで、時間に縛られることなく、眠りたいときに眠って、起きたいときに起きて。

ちょっとだけ、羨ましいなと思いました。

眠る黒猫ルナ

今週は忙しかったです。
仕事も、人付き合いも、全部ちゃんとやろうとして、気づいたら金曜日の夜になっていました。

疲れているわけじゃないんです。でも、少しだけ、心が息切れしているような感じがしていて。

そんなとき、ふと思ったんです。
明日のアラーム、消してみようって。

アラームって、便利なものだけど、セットした瞬間に「明日も頑張らなきゃ」って、心のどこかでスイッチが入る気がします。

でも今日だけは、そのスイッチを入れないで眠ってみようかなって。

ルナが少し身じろぎして、こっちを見ました。
「なあに」って聞いてくる目をしていて、わたしはルナの頭をそっと撫でました。

「明日、一緒に寝坊しようね」

そう言ったら、ルナは小さくニャアと鳴いて、また目を閉じました。

ルナと過ごすこういう時間が、わたしは好きです。何も解決しないし、何も変わらないけど、それでも、心がほぐれていく感じがします。

アラームを消した夜は、時間が少しゆっくり流れる気がします。

明日、何時に目が覚めるかわからない。
それが、ちょっとした冒険みたいで、楽しみです。

部屋の電気を消して、カーテンの隙間から見える街灯の光が、壁に揺れています。

明日の朝、自然に目が覚めたら、どんな気持ちなんだろう。
きっと、いつもの朝とは違う、特別な朝になる気がします。

なんでもないことなんですけどね。
でも、こういう小さな贅沢が、わたしには必要だったのかもしれません。

おやすみなさい。


あとがき

アラームを消すだけで、こんなに気持ちが軽くなるなんて、ちょっと意外でした。小さな贅沢って、案外こういうところにあるのかもしれませんね。

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