
今朝ね、ちょっとだけ変なことをしてみました。
駅までの道を歩くとき、いつもより一歩分だけ、大きく踏み出してみたんです。
特に理由はなくて。なんとなく、ふと。
そのまま実験みたいに続けてみたら、10歩目くらいで気づいたんですよね。あ、なんか、地面を踏んでいる感じがする、って。
いつもはもっとぼんやり歩いているんだなと思いました。自分の足が地面についているのに、それをあんまり感じていなかった。スマホのことを考えてたり、今日の仕事を頭の中で先取りして疲れてたり。
一歩が少し広くなっただけで、足の裏がちゃんと地面を押している感じがして、なんか、自分の体の中にいる気がしました。うまく言えないんですけど。
出かける前、ルナが玄関までついてきました。
いつものことなんですけど、今日はなんかじっとこっちを見ていて。わたしがスニーカーを履きながら「いってきます」って言ったら、一瞬だけ目を細めて、それからくるりと背を向けて行っちゃいました。

見送ってくれてるんだかどうだかわからないんですけど、あのくるりが、なんかよかったです。「行ってらっしゃい」でも「もう行くの」でもなくて、ただの「くるり」。
それで十分だなって思いました。
駅まで歩きながら、ずっと一歩ずつ少し大きく踏んでいたら、途中でちょっと恥ずかしくなってきて、やめました。
なんか、意識しすぎると急に自分の歩き方がわからなくなってきて。右足と左足、どっちから出してたっけ、みたいな。考えたことなかったのに。
そういうものなのかなと思います。自然にやっていたことを、ちょっと意識するだけで、急に難しくなる。
でもまあ、今日は一瞬だけ地面を感じられたので、それでよかったです。
また明日も、最初の数歩だけ試してみようかな、くらいの気持ちで。
べつにどうってことない話なんですけどね、ほんとに。
あとがき
歩幅を変えただけで、なんかちょっと違う一日になった気がした。気のせいかも。でも気のせいでもいいかな、と思っています。